東京体育学会
HOME >> 研究会・学会大会 >> 第78回研究会 身体の柔軟性を科学する

第78回研究会 身体の柔軟性を科学する

H21_2_poster
運動トレーニングと動脈伸展性(前田清司)
加齢により、動脈の伸展性は低下し、それは、心血管疾患や脳卒中の危険因子となります。一方、有酸素性運動トレーニングを継続している持久鍛錬者の動脈伸 展性は大きく、また、日常の身体活動量が多いと動脈伸展性の加齢に伴う低下が抑制されます。さらに、有酸素性運動トレーニングにより、動脈伸展性は増大し ます。こうした、運動トレーニングと動脈伸展性の関連についてご講演頂きます。

柔軟性の可塑性と機能的意義(水村真由美)
関節の可動性、いわゆる柔軟性は、定期的な運動、特に筋伸張(ストレッチング)により変化します。柔軟性は、体力の一要素、主に調整系能力のひとつに分類 されますが、その機能的意義は明らかではありません。近年、筋力発揮低下といったマイナスの効果が指摘される一過性のストレッチングから、数十年に渡るダ ンストレーニングによって獲得した過度な可動性まで、柔軟性の機能的意義についてご講演頂きます。

会期: 平成21 年10月9日(金)16時00分~17時30分
会場: 独立行政法人国立健康・栄養研究所 第一共用会議室
入場:無料(会員以外も無料)

独立行政法人国立健康・栄養研究所へのアクセス
地下鉄大江戸線 若松河田駅から(徒歩10分)
地下鉄東西線 早稲田駅から(徒歩10分)
地下鉄副都心線 西早稲田駅から(徒歩14分)

モデレーター

澤井史穂(女子美術大学)

宮地元彦(国立健康・栄養研究所)

シンポジスト

前田清司(筑波大学)

水村真由美(お茶の水女子大学)