東京体育学会
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第103回研究会「握力が罹患率・死亡率を予測できる機序の解明 ―身体活動の貢献度を探る疫学的調査―」

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東京体育学会103回研究会


テーマ:握力が罹患率・死亡率を予測できる機序の解明ー身体活動の貢献度を探る疫学的調査ー


開催日時:令和5年12月16日(土)15:00~16:30

開催方法:オンライン

参加費:無料

講師:安部 孝 先生(順天堂大学スポーツ医科学研究所 客員教授)

概要:

疫学研究によると『握力の低い人は心臓病や糖尿病などになりやすく、死亡率も高い』と報告されている。一方で握力は、成人以降では加齢による低下が起こる年齢までは変化しにくく、よって、高い握力を獲得するチャンスは成長期にあると考えられる。順天堂大学が保有する体格体力累加測定のデータでは、成長期のスポーツ活動は握力の向上に重要だが、ポイントはスポーツ種目(プレー中に用具を手で握るか否か)であることがわかった。興味は子どもたちがそれらのスポーツを実施する場合、プレー中に用具を握る効果が何歳から現れ始めるのか、成長期に獲得した握力はスポーツをやめたら消えてしまうのか、そして、成長期にスポーツで獲得した握力は罹患率や死亡率に好影響をもたらすのか、であった。


主催:東京体育学会 会長 船渡和男  理事長  田中重陽