スポーツ・身体活動と遺伝子多型
体育学の分野でも、遺伝による個人差に関する研究成果が見られるようになってきました。競技成績や体力の個人差に関連する遺伝子を探る試みがかねてから
行われていますが、近年ではトレーニングに対する体力向上の個人差や運動による生活習慣病予防への効果の個人差に関する研究も行われています。今回の秋の
研究会では、アスリートの遺伝的特徴について特にミトコンドリア遺伝子を対象に検討してきた福典之先生と、健康増進と遺伝子に関して検討してきた村上晴香
先生のお二人をシンポジストに招いて、最近の研究成果を紹介していただき、体育学分野における遺伝研究の今後の方向性や可能性について議論を進めたいと考
えています。生理学・生化学分野の会員だけでなく、社会・人文科学分野の会員の皆様にも是非体育学における遺伝研究の意義について議論に参加していただき
ますようお願い申し上げます。
会期: 平成22 年12月6日(月)17時30分~19時00分
会場: 独立行政法人国立健康・栄養研究所 第一共用会議室
入場:無料(会員以外も無料)